はじめに
ウェディングフォトといえば、結婚式の前撮りや後撮りを含め、人生でも特別な思い出のひとつですよね。近年では、結婚式を挙げずに「フォトウェディング」だけで済ませるカップルも増えています。そんな中、「ロケーションはどこがいい?」「フォトグラファーは誰に頼む?」といった情報探しに時間をかけたり、結局は式場やスタジオ任せにしてしまったりするケースが多いのではないでしょうか。
本記事では、全国47都道府県のウェディングフォト撮影ロケーションを検索できる新サービス「Lokechi(ロケ地)」のコンセプトができるまでの背景・ストーリーを公開します。
「Lokechi」がどんな価値を提供しようとしているのか、ぜひ最後までご覧ください。
1.Lokechi誕生の原体験
1-1. コロナ禍で叶わなかった結婚式
私は2020年に結婚式を挙げる予定でした。しかし、ちょうどその時期にコロナ禍が深刻化。何度も延期を検討した末、最終的に式そのものをキャンセルせざるを得ませんでした。結婚式は家族や親戚、友人たちとの思い出を作る場ですが、当時はそれすらもままならない状況だったのです。
1-2. セルフプロデュースのウェディングフォト撮影へ
とはいえ、「両親や祖父母のためにも、せめてウェディングフォトだけは残したい」という想いがありました。そこで考えたのが、セルフプロデュースでの撮影。挙式を挙げない代わりに自分たちでロケーションやフォトグラファーを選び、思い出を形にしようと決めたのです。
1-3. 情報過多と情報不足に苦しむ日々
実際に情報収集をはじめると、想像以上の大変さに直面しました。Instagramで素敵な写真を見つけても、「どこで撮影されたのか」「そもそも撮影許可は必要なのか」など細かい情報がまるで足りない。そのうえ、ハッシュタグには複数の都道府県が混在しており、肝心の場所がどこなのか判別するのも一苦労。写真を保存しても、後から「これは福岡で撮れるの?それとも別の県?」という状態です。
1-4. 情報不足だから「撮影指示書」に頼らざるを得ない
幸い、妻がメディア関係の仕事をしていたおかげで、フォトグラファーやヘアメイクを妻の繋がりから手配できました。そのため私たちは「撮影指示書」を作らずに済みましたが、もしこうしたツテが一切なかったら、頭の中でぼんやり描いているイメージをすべて言語化しなければなりません。
そうなると、膨大な要望を詰め込んだ指示書 を作らざるを得ず、撮影前からストレスや手間が膨れ上がる……。
そんな状況を想像すると、「自分たちが情報を集められたのは偶然だったのかもしれない」と痛感しました。
1-5. 「もっとシームレスな検索体験が欲しい」という想い
こうした体験から、「もっとシームレスに、理想のロケーションやフォトグラファーを探せる仕組みがあったらいいのに」 と強く感じました。そこで立ち上げたのが「Lokechi(ロケ地)」。
新郎新婦やカップルの立場から、「ここでなら欲しい情報にスッとたどり着ける」メディアを目指して動き始めたのです。
2.業界や新郎新婦が抱える課題
2-1. 撮影指示書に縛られるフォトグラファー
結婚式場やフォトスタジオで用意されているウェディングフォトのパッケージプランを活用すれば、新郎新婦・カップルは私たちのような苦労はありません。
その反面、「どんなカメラマンに撮ってもらえるのかよく分からない」「きちんと自分たちのイメージを叶えてもらえるのだろうか?」という不安を抱えることも多いのが現状です。
それを補うために、近年では「撮影指示書」なるものを作成する新郎新婦・カップルが増えてきました。
細かい指示をまとめてフォトグラファーに渡すことで、理想の写真を撮ろうとするわけです。
当然、撮影指示書には「こんな感じで」と大枠のイメージを伝えるものもあれば、ロケーションごとのポージングや撮影する角度などを事細かく指示するものも多岐に渡ります。
ォトグラファーから見れば、この撮影指示書はクリエイティビティを奪う要因にもなり得ます。
本当は自分の感性や技術を駆使して“最高の一枚”を生み出したいのに、カップルの要望通りに動くだけの作業になってしまいがち。結果、写真のクオリティや撮影体験そのものも妥協を伴うものになりやすいのです。
2-2. フォトグラファーの情報が不足する悪循環
一方で、フリーランスや個人で活躍するフォトグラファーは、式場やスタジオのような大きな看板がないため、カップルに情報が届きづらいという課題を抱えています。
その結果、「どんな人が撮ってくれるのか?」「どんなスタイルが得意なのか?」といった一次情報が不足しているため、カップルも安心して依頼できません。
この悪循環が解消されない限り、カップルは「とにかく細かく要望を伝えるしかない」、フォトグラファーは「要望通りに撮るしかない」という状態から抜け出せません。そんな歪みを一気に断ち切りたい——それがLokechiが提供する価値です。
2-3. カップルの要望とフォトグラファーの自由度のバランス
Lokechiは、カップルもフォトグラファーもお互いにハッピーになれる撮影を実現したいと考えています。
そのためには、新郎新婦が描く「こんな雰囲気にしたい」という大枠のイメージと、フォトグラファー自身のクリエイティビティを掛け合わせるのが最善のアプローチだと考えます。
「カップルの要望:フォトグラファーの自由度」 を、2:8くらいのバランスが理想的なのではないでしょうか。
3. フォトグラファーが今すぐ参加するべき理由
ここまでは私の原体験や一般的な新郎新婦の気持ちをベースに、Lokechiが目指す世界観について述べてきました。
最後まで読んでくださったフォトグラファーのあなたに、1つだけお願いがあります。
それは、Lokechiに協力してくれませんか?ということです。
Lokechiに協力していただける場合、
- これまで撮影してきたウェディングフォトをLokechiやSNSでご紹介
- インタビュー動画を掲載し、あなたの人となりが伝わる動画提供
- Lokechi内にフォトグラファー専用ページの設置
あなたのポートフォリオとなる専用ページやインタビュー動画、記事、フォト事例をLokechi内に掲載させていただきます。
3-1. Lokechiリリース初期は掲載無料
Lokechiでは、Webサイトリリース初期特典として掲載無料でフォトグラファーの皆さんを募集しています。
「どのくらい反響があるんだろう?」と思うかもしれませんが、まずはノーリスクで試せる環境を用意。
これにより、多くのフォトグラファーが一緒に盛り上げやすくなると考えています。
3-2. あなたの人柄や撮影スタイルを動画で発信
数あるウェディングフォト検索サイトとは一線を画すのが、フォトグラファーのインタビュー動画があることです。
ただ写真を掲載するだけでなく、どんな想いでシャッターを切るのか、どんなコミュニケーションスタイルを持っているのか、人柄までもしっかり伝える仕組みを用意しています。
カップルは「写真が素敵だな」と思ったうえで、「さらに動画を見て、人柄も気に入ったからお願いしたい!」と、納得感の高い依頼ができるのです。
3-3. 面倒な登録作業なし!たった2ステップで完了
せっかくの新プラットフォームでも、登録作業が煩雑だと参加する気が失せてしまいますよね。
Lokechiではフォトグラファー登録を2ステップで完結できるよう設計しています。
以下の入力フォームボタンをクリックし、
- フォームよりプロフィールの入力
- インタビュー動画の撮影実施
以上、たったの2ステップであなた専用のポートフォリオページをLokechiへ表示することができます。
3-4. 指示書に縛られず、本来の撮影を楽しめる
Lokechiでマッチングが成立したカップルは、フォトグラファーの作品や人柄に共感して依頼している可能性が高いです。つまり、撮影指示書で細かく要望を詰めるよりも、「あなたならどう撮ってくれますか?」といったクリエイティブの自由度を与えてくれるケースが増えます。
フォトグラファーとして一番楽しい「自分らしい撮影」を実践できる未来が、ここから広がるかもしれません。
4. Lokechiが目指す世界観とブランドアイデンティティ
4-1. ミッション:最高のウェディングフォト体験を全国へ
Lokechiの根底にあるのは、「全国のカップルに、最高のウェディングフォトロケーションとフォトグラファーを見つける楽しさを届ける」 というミッションです。単なるロケーション検索サイトではなく、「ここで探せば、理想の撮影が見つかる!」というワクワク感を提供したいと考えています。
4-2. ビジョン:ウェディングフォト必須の4要素を適切にマッチング
ウェディングフォトには大きく分けて4つの要素があります。
「ロケーション」「フォトグラファー」「ヘアメイクスタイリスト」「衣裳」 です。
将来的には、この4要素をワンストップでマッチングできる仕組みを作り、新郎新婦とクリエイターの充実感を最大化 する未来を見据えています。
5. まとめ:ウェディングフォトをもっと自由で楽しく
セルフプロデュースでのウェディングフォト撮影を経験し、情報の分散やノイズの多さに苦労した原体験。そこから派生する、「撮影指示書」に縛られるフォトグラファーの課題。そして、「カップルの要望2割、フォトグラファーの自由度8割」 という理想的な撮影を叶えたいという想い——。これらを原動力として生まれたのが、Lokechi です。
Lokechiは、全国47都道府県のロケーション情報を網羅しながら、フォトグラファーの個性とカップルの想いをマッチングさせるプラットフォームを目指しています。
フォトウェディング、エンゲージメントフォト、後撮りなど、あらゆる撮影スタイルに対応する情報をわかりやすく整理し、より直感的な検索ができるように。
結婚式が当たり前に挙げられない時代にこそ、フォトだからこそできる表現や思い出の作り方があるはずです。「見つけにくい」 で終わらせるのではなく、「ここなら見つかる!」 という体験を提供したい。
そしてフォトグラファーにとっても、「自分の写真で勝負し、指示書に縛られず撮影できる場所」 を創りたい。そんなふうに、ウェディングフォトをもっと自由で楽しくする ことがLokechiのゴールです。
もしあなたが「自分のクリエイティビティでカップルの一生の思い出を彩りたい」と願うフォトグラファーなら、ぜひこのタイミングでLokechiに登録してみてください。リリース初期特典としてのメリットや、動画インタビューを活かした新しい集客の可能性を、ぜひ一緒につくっていきませんか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Lokechi についてもっと知りたい方、または フォトグラファーとして登録を検討中の方 は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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